シャングリラ学園シリーズのアーカイブです。 ハレブル別館も併設しております。
週末の休日は、仕事が無ければブルーの家へ。それがハーレイの今の習慣。
今日もそういう土曜日なのだが、普段よりも一時間ほど早い時間に目が覚めた。
(…寝なおすという程でもないしな…)
規則正しい生活を心がけているから、疲れは一晩眠れば取れる。もう充分に起きていい時間。
(ひとつ起き出してゆっくりするか)
コーヒーを淹れて早めの朝食を摂るのもいいだろう。よし、とハーレイは起き上がった。
いつものように歯磨きをして、顔を洗って。
髭を剃ろうとしていた所で脳裏を過った懐かしい記憶。鏡に映った自分の顔を覗き込む。
(…こうして見ると本当にあの頃と変わらん顔だな)
遠い遠い昔に、青の間で今と同じことをしていた。
一緒に眠って目覚めたばかりのブルーをベッドに残して、青の間の奥のバスルームで。
青の間はブルーの部屋だったから、ブルーは急いで起きなくてもいい。しかしハーレイは本来は其処に居る筈のない者で、キャプテンの部屋で寝起きしていると皆が信じて疑わない者。朝一番に青の間を訪れ、ソルジャーと朝食を共にしながら報告をするのがハーレイの役目。
そう思わせておかねばならない。ブルーとの仲を明かせはしない。
だからハーレイはブルーと「おはよう」のキスを交わした後、急いで身支度を整えていた。
(あの頃と違うのは場所だけか…)
それにブルーも家に居ないな、と考えながら視線を落としてみれば。
(置いてある物も違うようだな)
洗面台に揃った様々な物。青の間のバスルームにあった物と同じ物もあれば違う物もあった。
青の間のバスルームで慣れ親しんで見ていたもの。
ハーレイにしか用の無い髭剃り用の剃刀。ブルーの頬は滑らかなままで、柔らかな産毛だけしか無かった。髭剃り用の剃刀などはブルーにはまるで要らないもの。
それから二人分の歯ブラシ。ハーレイの分と、ブルーの分と。
ブルーは使わない筈の髭剃り用の剃刀、それに一本余計な歯ブラシ。そういったものが置かれていることに、誰一人として気付かなかった。
ハーレイが朝、青の間からブリッジに行くための身支度に使っていたもの。それらの存在すらも知られず、朝の報告に来るハーレイが実は泊まっていたということも誰も知らないままだった。
(ブルーは実に器用に隠していたからな)
物理的に隠していたわけではなく、視覚のマジック。「此処の掃除くらい自分でするよ」と部屋付きの係に言って自分で洗面台を整え、ついでにサイオンで仕掛けをしていた。
其処に「在る」ものが見えないように。
髭剃り用の剃刀と余分な歯ブラシ、恋人の存在を示すそれらを知られないように。
キャプテンだった頃のハーレイの部屋にはブルーの歯ブラシが置かれていた。
洗面台に置かれた二人分の歯ブラシ。
そちらも誰一人気付かなかった。ブルーがサイオンで細工をしたから。
二人分の歯ブラシの隣に、ブルーには用が無かった剃刀。髭剃り用のハーレイの剃刀。
誰も気付きはしなかった。
青の間で眠っている筈のブルーがハーレイの部屋に泊まりに行っていたことを。
朝早くに目覚めるハーレイに起こされたブルーは、シャワーを浴びた後、瞬間移動で青の間へと帰って行ったから。
身支度を整え、何食わぬ顔でハーレイの来訪を待って、朝食を共にしていたから。
(本当に誰も気付かなかったな)
青の間と、ハーレイが使っていたキャプテンの部屋と。
どちらの部屋の洗面台にも歯ブラシが二本あったというのに、皆、一本だと信じていた。
青の間に在った髭剃り用の剃刀は存在すらも知られないままで、ブルーが長い長い眠りに就いてしまった後、ハーレイが秘かに持ち帰った。使う機会を失くしてしまった歯ブラシと共に。
自分の部屋に置かれていたブルーの歯ブラシの方は、長い間、そのままにしていたけれど。
歳月と共に古びてゆくのが不吉に思えて、思い切って捨てた。
少しずつ朽ちてゆく歯ブラシと同じように、ブルーの身体も目覚めることなく朽ちてゆきそうな不吉な予感に囚われたから。
恐ろしい予感が当たらないよう、不安の影を拭い去ろうと歯ブラシは捨てることにした。
ブルーが目覚めたら、新しいものを置けばいい。古びたものより新品がいい、と言い訳をして。
(…そのままになってしまったな…)
ブルーは再び目覚めたけれども、二人分の歯ブラシを並べる前にメギドへ飛んでしまったから。それきり二度と戻っては来ずに、宇宙に散ってしまったから…。
青の間の歯ブラシもハーレイの部屋の歯ブラシも二本には増えず、一本のまま。青の間にあった分はブルー亡き後、一本きりのままで何処かへ消えた。誰かが処分したのだろう。
青の間からブルーが生きていた頃の名残りがすっかり消えて無くなったあの日、どれほどの涙を流したことか。枠だけになってしまったベッドや、何もかも無くなったバスルームや…。
ベッドは「これでは寂しい」という声が出たから寝具が元通りに戻されたけれど、バスルームにタオルや歯ブラシなどは戻らなかった。
ブルーがいなくなってしまった青の間。其処を訪れ、独りきりで何度も何度も泣いた。
たまに、先客がベッドの上で丸くなって眠っていて。
そういう時には先客を起こして思い出話をしていたものだ。青い毛皮のナキネズミのレイン。
レインは自分の毛皮が青い理由を知らなかったけども、それもブルーの思い出だから。
幸福を運ぶ青い鳥を飼いたいと願ったブルーが、思いを託した色だったから…。
つらつらと考えごとをしていた間も、ハーレイの手は休みなく動いていたから髭剃りが終わる。もう一度ザッと顔を洗って、タオルで拭いて。
(…今も一本きりのままだな…)
歯ブラシを眺めて心の中で呟いた。
ハーレイの家に二人分の歯ブラシは無くて、ブルーの家にもありはしない。ブルーの家には家族全員分の三本の歯ブラシがあるのだろうが、その中にハーレイの分は無い。
(二本置きたくても、置く理由ってヤツが無いからなあ…)
今のハーレイは気儘な一人暮らしなのだし、歯ブラシが二本でも誰に見付かることもない。前の生のようにブルーのサイオンで隠さずとも並べて置いておけるのだが…。
(ついでに今のブルーは器用に隠すなんて真似は出来んしな?)
とことん不器用になってしまったブルーのサイオン。ハーレイの方がよほどマシと言える。
(そういう所も可愛いんだが…)
ブルーがサイオンの力を伸ばさなくても生きていける世界。
平和な地球の上に二人生まれて、巡り会えたまでは良かったのだが…。
(歯ブラシを二本並べて置ける境遇じゃないからな、俺たちは)
そもそも、どちらも相手の所へ泊まりに行けない。前の生でのようにはいかない。
それ以前にキスさえも交わしていない間柄。
ブルーは小さく、まだまだ幼く、背丈も百五十センチしか無い。
(…夢のまた夢か…)
ハーレイの家に二人分の歯ブラシを置くとしたなら、それはブルーを迎えてから。
共に生きる伴侶としてブルーを迎えて、この家で二人一緒に暮らせるようになってからだ。
(それまではブルーを呼びたくてもなあ…)
ブルーには「前の背丈と同じくらいに育つまでは駄目だ」とキスを禁じておいたのだけれど。
その背丈までブルーが育ったとしても、厄介なことになりそうだった。
(あいつの家じゃ、俺は思い切り信用されちまっているからな…)
ブルーはともかく、その両親。
自分たちの前世が誰であったかを知る両親だが、恋人同士だったことは知らない。ゆえに息子を大切に扱ってくれる優しい教師としてハーレイを歓待してくれる。
彼らの信頼を得てしまった今、結婚もせずにブルーとベッドを共には出来ない。いくらブルーが大きくなっても、そのために泊まりには来させられない。
(…ただの教え子なら良かったんだが…)
教師としてはどうかと思うが、ただの教え子なら泊めても問題無いだろう。ブルーも自分も男性なのだし、恋人同士の時を持つために泊めたとは誰も思うまい。
(しかし、頼れるハーレイ先生となれば話は別だぞ)
ハーレイがブルーを自分の家に招かない理由を、ブルーの両親は「自分たちの目が届き易い所でブルーと共に過ごすため」のハーレイの心配りだと勘違いしている。
一度だけブルーが遊びに行った日は一人息子の我儘をハーレイが聞き届けただけで、一度限りの例外なのだ、と。
そんな状態だから、ブルーを泊まりに来させて自分のベッドに連れてゆくなど、とんでもない。ブルーは念願叶って大満足だろうが、あまりにも後ろめたすぎる。
(…本当に信頼されちまったしなあ…)
ハーレイを「頼れる教師」と信じて疑いもしないブルーの両親。
学校のある平日、帰りにいきなり訪ねて行っても「来て下さってありがとうございます」と礼を言われて、家族の食卓にハーレイの席を設けてくれる。
ブルーが寝込んでしまって見舞いに寄る時も、ブルーのための野菜スープを作る間に食べられるようにサンドイッチが用意されたり、見舞いの後で両親と三人で食卓を囲むことになったり。
もはや家族の一員と言っても過言ではない、今の状態。
ただしブルーの伴侶としての家族ではなく、年の離れた従兄か、叔父か。ブルーの父とはたまに一緒に酒を飲むから、従兄よりかは叔父かもしれない。
(…どう考えても家族扱いだぞ? でなきゃ古くからの馴染みの御近所さんだ)
これではブルーが大きくなってもキスすら出来ないのではないか、と思う。
前の背丈と同じになるまでは駄目だとブルーに告げた時には、その時が来たなら直ぐにでも、と考えていたし、そのつもりだった。
けれど今では時間の経過と共に状況も変わり、ハーレイは家族の一員扱い。ブルーの両親が一人息子を安心し切って預けてくれる「ハーレイ先生」。
その両親の信頼を陰で裏切り、ブルーとキスを交わすことは非常に良心が痛むし、気が咎める。きっと、途轍もなく申し訳ない気持ちになるだろう。
(あいつは間違いなく大感激に違いないんだが…。俺も感激するんだろうが…)
その前後に激しい葛藤がありそうな気がして、それは嬉しいことではない。
前の生から愛し続けて、奇跡のように再び巡り会えたブルー。
愛してやまないブルーと交わす初めてのキスを、後ろ暗いものにしたくはない。
だから、と最近、思うようになった。
ブルーの両親の許しを得てから婚約に漕ぎ付け、其処で初めてキスなのでは、と。
キスを交わせても婚前交渉などは夢のまた夢、結婚するまで自重せねばならないような…。
(…それ以前に、何と言ってブルーを貰ったもんかな)
まずは婚約、それから結婚。
そういった手順を踏まねばブルーを伴侶に迎えられない。堂々と手に入れることが出来ない。
(そこまでの道のりが大変なんだ…)
世間的には「守り役をしている間に情が移った」で済むのだろうが、自分とブルーの前世が誰であったかを知るブルーの両親の場合はどうなるだろうか。
ソルジャー・ブルーとキャプテン・ハーレイ。
前世での仲は隠し通したし、だからこそ歯ブラシが二本あったことは秘密。青の間にハーレイの髭剃り用の剃刀があったことも秘密。
前の自分は航宙日誌にも書かなかったから、長い時が流れた今の世の中でも誰も知らない。実は二人が恋人同士で、互いの部屋に泊まり合う仲であった事実を。
ゆえにブルーの両親だって知りはしないし、お蔭でブルーの部屋で二人きりで過ごせる。もしも両親が知っていたなら、二人きりで過ごすどころか家に招いて貰えるかどうか…。
(ブルーが十八歳になっていたなら、家に入れてもくれるんだろうが…)
そうでなければ邪険に追い払われそうだ。
可愛い一人息子に手を出されてはたまらないから、門前払い。でなければ文字通り監視付き。
小さなブルーが泣いて怒っても、二人きりの時間は持てないだろう。
(うーむ…)
キスさえ交わしていない仲でも、恋人同士の会話なら出来る。それさえ叶わない事態だったら、互いにとても耐えられはしない。何処かでこっそり逢い引きするとか…。
(そっちの方がよっぽどマズイんだが…)
SD体制よりも遙か昔のシェイクスピアの戯曲ではないが、ロミオよろしくブルーの部屋の窓を目指して忍び込むしかないかもしれない。バルコニーならぬ窓越しの語らいで済めばいいものの、うっかり部屋へと入ってしまって一線を越えてしまったら…。
(…絶対に無いと言い切る自信が全く無いな)
ゆっくりと二人きりの時間を過ごしていられるからこそ、自制心も充分に働いてくれる。しかし限られた時間しか無く、それも隠れての逢瀬となったら歯止めが利かない可能性が高い。
(……当分、隠しておくしかないぞ)
ブルーが結婚出来る年齢、十八歳を迎えるまでは前世での仲を隠し通すしかないだろう。迂闊に話して引き裂かれたが最後、自分もそうだが、ブルーもどう出るか分からない。
祝福されて共に歩みたかったら、今は黙っていることだ。
(…しかしだ、ブルーが無事に十八歳になったとして…)
ついでに前世と同じ姿に育ったとして、と考えた所で次の難関へとぶつかった。
ブルーを伴侶に迎えたいから、とブルーの両親に申し出る時、何と話せばいいのだろうか。
前世からの恋人同士であることは是非とも伝えたいのだが、それを明かしたなら…。
(実は前世から恋人同士で付き合ってました、と言ったらマズイぞ)
自分たちの可愛い一人息子をとっくに押し倒して深い関係になっていたのか、と誤解されそうな上に、キスさえ交わしてはいないと言っても恐らく信じて貰えまい。
それまでの信頼が深かった分、裏切られた衝撃と落胆は大きいだろうし、ハーレイへの評価だけならともかく、ブルーの評価も地に落ちそうだ。親に隠れてコソコソと何をしていたのか、と。
(黙っていたとしてもマズイ方へ転がっちまうかもなあ…)
前世での仲を伏せた場合は、いつからブルーに惹かれていたのかということになる。ハーレイの想いをブルーが受け入れ、結婚に同意したのはいつなのか、とか。
(…やっぱりとっくにキスしていたとか、それ以上だとかを疑われるな…)
そうならないよう、二人きりで過ごす時間を放棄しようか?
ブルーの部屋で過ごす時には扉を開けておくことにするとか、ブルーの部屋ではなく両親も居る階下で過ごすことにするとか…。
(今からそうしておけば俺の潔白は証明できるが…)
そうなると恋人同士の会話が出来ない。自分は将来のためだと思えば我慢も出来るが、ブルーの方はそうはいかない。今でさえキスを強請ってくるのに、恋人同士の会話すらも禁じられたなら。
(…それこそロミオとジュリエットだぞ)
小さなブルーならきっと言い出す。
両親が眠っている夜の間に窓越しでいいから話したいとか、会いたいだとか。
そうした逢瀬を重ねていたなら、さっき恐れたとおりの展開。
互いの想いが募った挙句に一線を越えて、ブルーの両親に顔向け出来ない深い仲になってしまうだろう。それこそブルーの両親が知らない間に、よりにもよってブルーの部屋で。
最悪だとしか言いようが無いが、そういう事態も充分あり得る。
自分の潔白を証明するつもりで取った行動が却って仇となり、潔白どころか逆の結果に…。
ブルーとはいずれ結婚したいし、結婚しようと決意している。
前世で叶わなかった分までブルーを幸せにしてやりたかったし、そのためにも正式に伴侶として自分の側に置きたい。
自分の両親にはとうに話して、二人とも快諾してくれた。
だが、肝心のブルーの両親。どう持ち掛けても、自分への信頼が揺らぎそうだという現実。
それでもブルーの両親に申し込まねば、ブルーを手に入れることは出来ない。
自分との結婚を夢見るブルーを幸せにしてやることが出来ない。
(…どうしたもんだか…)
自分一人の評価だったら、どうなろうともかまわない。
長の年月騙していたのかと罵倒されようが詰られようが、自分一人なら濡れ衣も着るし、泥でも被る。けれどブルーはどうなるのだろう?
両親に可愛がられて育ったブルーが自分のせいで親不孝者になってしまったら…。
ブルーはキスさえ我慢したのに、とんでもない濡れ衣を着せられたなら。
いいや、濡れ衣だったらまだしも、それが濡れ衣で無かったならば。両親に内緒で自分とキスを交わし、ベッドも共にしていたならば…。良心の呵責にブルーの心は耐えられるだろうか?
今度こそ幸せにすると誓ったブルーに悲しい思いをさせたくはない。
自分との結婚は幸せだけを運んで来るものであって欲しいのに…。
考えるほどに、難関だとしか言いようがないブルーとの婚約、そして結婚。
ブルーの両親を失望させずに話を運ぶ方法が全く見付からない。
(…どう転んでも俺の評価はボロボロ、ブルーまで巻き込んじまうんだが…)
困ったものだ、と鏡の中の自分を眺めて、大きな溜息を吐き出して。
だが待てよ、とハーレイはキャプテン・ハーレイそのままの自分の姿に思う。
十四歳の小さなブルーが結婚出来る年になるまでには丸々三年以上もある。
三年もあれば、その間に妙案が浮かぶかもしれない。
そうに違いない、と自分自身を慰める。
(…なんとかなるさ)
なんとかなる、と一本しか無い歯ブラシを見詰め、おもむろに髪を撫で付け始める。
(…いかんな、せっかく早起きしたのにな?)
一時間も早く起きたというのに、気付けば普段と変わらない時間。ブルーの家を訪ねるためには急いで支度をしなければ。
(うんうん、あいつが待っているしな)
二階の窓から手を振ってくれる小さなブルー。
キスさえ我慢し、ひたすらに自分を慕ってくれる十四歳の小さなブルー。
ブルーを傷付けず、ブルーの両親を決して裏切らず、必ずブルーを手に入れてみせる。
何処かにきっと、いい案がある。
(…頑張って名案を見付け出すさ。そして結婚を申し込む、と)
まずはブルーに、それからブルーの両親に。
どんなに高いハードルを越える羽目になろうとも、いつかはそれも笑い話だ。
そして歯ブラシは二本になる。
今はまだ一本しか無い歯ブラシと並んで、もう一本。
かつてのような秘密の二本の歯ブラシではなく、其処にあるのが正しい歯ブラシ。
ブルーを伴侶に迎えた時には、歯ブラシは二本要るのだから…。
二本の歯ブラシ・了
※ブルーを伴侶に迎えるまでのハードルが高そうだ、と悩むハーレイですけれど。
運命の二人ですから、きっと大丈夫。早く二本の歯ブラシを並べられるといいですよね。
←拍手して下さる方は、こちらからv
←聖痕シリーズの書き下ろしショートは、こちらv